畑の住人

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話はもう一回だけ現在である。

梅雨が明けたりんご畑は暑い。
緑がまぶしい。
まだ、今の時期は殆どのりんごはみどり色をしている。

一番最初に色づいてくるのは早生種の「つがる」と呼ばれているりんごである。
今、すこしだけ色づき始めている。そのほかの種類のりんごはまだみどり色のまんまである。

りんごの実がなっている枝から更に今年伸びた枝がある。
来年花が咲く枝である。りんごの樹は、来年の花芽の準備を今年一年かけて行っている。

今年のりんごの出来も、もちろん気になるが、来年の花芽の状態も気になるので、
りんごの実を確認すると同時に今年伸びた枝も確認する。

花芽に来年の開花のためのエネルギーが貯蔵されるのは、枝の伸張が止まってからである。

この枝の伸張が止まるためには、枝の先端に「止めっ葉」と呼ばれる葉っぱが展葉する必要がある。
先端に一枚だけ、枝に向かって縦に葉っぱが着く。すると、伸張が止まる。

不思議である。

りんごの実や葉っぱを眺めながら歩いていると、今年はなんだかアマガエルが多い。

あちらこちらで、ぴょんぴょん跳ねている。りんごの実の上に正座しているやつなんかも
結構多い。

畑の付近には、そんなに近くには田んぼもないし、池もないし、どこから来たのかと
不思議に思える。前足の小指の先くらいの、ちいさいアマガエルだから、おたまじゃくしから
カエルになったばかりだと思うのだが、よくもまあ、にゃんこ農場の畑まで歩いて
来てくれたものだ。

大歓迎です。