家族総出で(現在)

イメージ 1

と、話はまた現在に戻るが、にゃんこ農場の面々は明日から一週間ほど旅に出る予定である。

なーんて書くとかっこいいが、要はちびにゃんこたちの、おじいにゃんこ、おばあにゃんこ
ところに行くのである。

農業という仕事スタイル、生活スタイルは、どこかで休む、あるいはどこかで出かけると
いった場合には、その畑に出てこれないだけの期間分の仕事を、ある程度前倒ししたり、
うまくスケジューリングしたりして、世でいう平日に休みを取ってしまうなんていうことも
可能である。

ただし、日常的には土日祝かんけーなく働いているので、月月火水木金金といった日々の
ほうがほとんどではあるが・・・。

今回も明日から、幌馬車に乗って一家揃って出かけるはずだったが、ここのところの
雨続きである。と~よは~ぶ村も一応、日本であるので、毎日、雨が降ったり、止んだり
といった、まるで、東南アジアの雨季のような天気が続いていた。
その、影響をもろにかぶり、出発前日の今日まで、雨の合間を縫って、仕事を進めて
きたのだが、このままでいくと予定の仕事が終わらない、明日の出発が怪しくなってきた。
ということで、今日は、家族総動員で、朝から日没まで、ひたすら仕事をしていました。

父にゃんこは朝3時に起きて、りんごの防除。雨の日が多いので、インターネットの雨雲
レーダーを見て、大丈夫そうだというときには天気予報が雨の場合でも出動していきます。

母にゃんこ&チビにゃんこたちは袋がけされたブドウの上から、さらに獣対策の網袋を
かけていきます(おまえも獣だろと指摘されそうですが)。

ブドウには一房一房袋がかけられているのですが、これだけだと、夜こっそりと
森の中から何者かが畑に侵入し、一晩に一房位のペースで食べていくのです。

未だその姿を拝んだことはないのですが、ムササビか、ハクビシンかとにかく
なかなかうならせてくれる仕事をしていきます。

そこで、よく玉ねぎとかはいっている赤っぽいネット状の袋がありますが、この袋を
ブドウの袋の上からさっとかけて、かるーく袋の口をしばっちゃいます。

そうすると、夜の侵入者は「うわっ、くそっ、この袋とれねー。ちきしょ。」とか
言って、むなしく森に引き返していくのです。
単なる「引きとけ結び」だぞ。我々の勝ちだ。得たいの知れない森の獣に負けてられっか。

話が、かなりわき道に逸れましたが、とにかく、この袋を全てのブドウにかけてから
出発しないと、帰ってくるまでに、かなりの房が犠牲になってしまいます。

これが終わらないと、父にゃんこは出発する気がないぞ、と雰囲気を察知して、
チビにゃんこたちも朝から手伝い始めました。

とりあえず、日没までにあとわずかというところまでこぎつけましたが、雷雨で中止したり
していたので、今日中には終わらず、明日の朝、出発前に頑張って終わらせて
後顧の憂いをなくして、幌馬車を走らせ始める予定です。あ~、ねむ。