マムシ現る(現在)

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話はあいかわらず現在である。

昭和一桁ガンコ親父手押し式草刈機の話は
以前したが、この草刈機では刈ることが出来ない部分、
例えば、畑の端っこの柵のそばとか、傾斜がきつい斜面とか、
そういったところは刈払い機というもので地道に草を刈る。

夏は、少しは涼しい風が吹き始める夕方にこの刈払い機で草刈を
することが多い。

雑草はたくましく、その丈は30センチから高いものだと1メートルにも
達するものもある。

つい先日もやはり草を刈っていた。その日はりんご畑の端のほうの、
道路に面した部分、幅1メートルほどを黙々と刈払い機で刈っていた。

イラストでは、なんかかわいい真っ赤なランドセルを
背負っているように見えるが、別に娘のランドセルを背負っているわけではない。

私が使っている刈払い機は背負い式といって、ランドセルのように
エンジン部分を背負って草刈を行うタイプである。
かわいいランドセルのように描かれているが、実際はこんなものではない。

重さは12キロほど。勿論、背中が重い。エンジンがくっついているから
「ブンブン、ガタガタ」とうるさい。しかも、熱を当然発するので
背中が、カチカチ山のタヌキよろしく、暑くて仕方がない。

ただ、この背負い式の素晴らしいところは極めて安全性が高いと
いうことである。

そうはいっても、草刈は危険な仕事なので、暑くてボーっとしながらも
意識だけははっきり保って、仕事をしている。

と、へびが飛び出してきた。

私の畑には、よくアオダイショウがいるので、「ん、またアオダイショウかな」と
思ったのだが、いやに短い。
「ん、ん、ん~」と釜じいが千尋をよく見直す感じで、体を近づけてみると、
「うわっ、マムシだ~」5メートルほど飛びのきました。

と~よは~ぶ村は結構マムシが多いところで、集落で路傍の草刈を
しているときなんかもかなりの確率でマムシが発見されたりする。

まあ、ほっておけばなんにも悪さはしないんだけどね。
チビにゃんこが齧られないように、雑草ボウボウのところには入るなと
言っておこう。