秋晴れとりんご(現在)

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ここのところ、雨の日が続いていたが、昨日は久しぶりに
秋晴れであった。

天気の悪い日は家に閉じこもって、デスクワークに
いそしんでいたが、昨日ばかりは
「それきた」とばかりに畑に飛び出していった。

この時期のりんごの仕事は徐々に赤くなってきた
りんごをクルッとまわして、まだ青い面を表に
出してあげる「玉回し」ということを行っている。

この時期、最高気温と最低気温の温度差は15度程度もあり、
朝方の低温にさらされたりんご達は急速に赤くなってくる。

また、日差しにあたることも重要で、陽の当たる面と
当たらない面では見事なほどに着色の度合いが分かれる。

それと、この時期になってくると、このまま、収穫期まで
りんごの樹につけておいても、完熟しない(青味果というが)
実が分かるようになってくる。

そういった実は、今のうちに落としてしまい、
美味しくなることが期待されるほかの実に
その分栄養分をまわしてもらう。

りんごの実は垂れた枝にならすのが、美味しい実になるので
基本的にあまり高いところには着いていないのだが、
それでも手の届かないところは、三脚を使って
まわしていく。

このとき、落っことしたりんごの上に三脚が乗っかったり
すると、ボールペンみたいな感じで、三脚の脚が
「つーーーー」と滑って、非常に危険である。

にゃんこ父は一回盛大にひっくり返ったことがある。

下草は、4月に種を撒いた赤クローバーが花を咲かせ、
薄い緑の葉っぱを立ち上げている。

赤クローバーは根が深いということなので、畑全面を
クローバーの根っこによって耕してもらおうと期待している。

「赤」といえば、とんぼもいつの間にか赤とんぼに変わり、
気持ち良さそうに秋晴れの空を舞っている。

さぞかし、気分良く仕事をしているだろうと思われるかもしれないが、
そうでもなくて、収穫を無事終えるまでは、
心のどこかに不安がうずまいているのです。