オリオン座流星群を見た(現在)

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オリオン座流星群が最高潮となった先日の夜、
家族総出で寝転んで、夜空を見上げていた。

といっても、と~よは~ぶ村の夜はとても寒い。
朝方は、多分、4度か5度、それ位だったはずである。

なんか、レジャーシートでも敷いて、その上に寝っころがって、
夜空を見あげてくださいなどと流星群観測情報では
アドバイスなされていたが、とてもそんなあもんでは耐えられない。

あー、そうそう、にゃんこ農場の隣は、森である。
夜はとーぜん真っ暗。従って、玄関を出たら、即漆黒の闇である。

というわけで、先日、息子にゃんこと一緒に作ったデッキの
上に、古カーペットを敷き、更に、今は使っていない
やぐらゴタツ用の古コタツ布団を引っ張り出してきて、
その中に家族全員でもぐりこんだ。

時刻は午前5時くらい。

段々と空は白み始めてきたが、流星はいくつか流れてくれた。
人工衛星も空をすーっと横切っていく。なかなか面白い。

みんな、スキーウエアを着込でコタツ布団の中にぎゅうぎゅう詰めに
なっているので、なかなかぬくい。

庭先で、古コタツ布団に家族全員でくるまって、
夜空を眺めていた一家は日本広しといえども
ここにゃんこ農場だけだったであろう。

畑へ走る(現在)

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ひさ~しぶりに自転車に乗った。

と~よは~ぶ村に移住後は自転車などというものには
ついぞ乗らなかった。

しかし、にゃんこ父も若かりしころは、と~きょという大都会の郊外に
住んでいたこともあった。

そのころは、自転車が主な移動手段であった。

京王腺沿線の「ダイクマ」というスーパーで買った自転車であった。
結婚して、すぐに買った自転車だから、もう16年くらい前である。。。

そのころは、大きな川のそばに住んでいて、その川の堤防をどこまでも
自転車で走って行けた。
妻と2匹でよく走ったものだ。。。ノスタルジア。。。

余談だが、その当時、長ねぎの値段が暴騰していて、
2駅隣の町まで自転車でねぎを買いに行ったこともあった。
長ねぎ、1、2把買えて嬉しくて、
妻の自転車を押しながら、全速力で走ったたことを憶えている
(訳の分からない喜びの表現方法だが・・・)。

その後、と~よは~ぶ村にたどり着くまで、自転車を使わない
時期もかなり長かったのだが、元来、物を捨てるのが苦手なので、
幌馬車に乗りもしない自転車を詰め込み、各地を放浪してきた。

もちろん、タイヤの空気も抜け、ほとんど忘れ去られていたのだが、
にゃんこ父の運動不足解消のため、急に、ほんと、思いつきで
突然脚光を浴びたのだった。

幸いなことに、虫ゴムを代えるだけで、空気を入れれば
タイヤの空気は抜けず、チェーンに油をさせば、滑らかに
ペダルも漕げた。

早速、わんことともに、畑に走る。
わんこも若かりしころ、よく、2匹でこうやって
散歩に行ったものである。
わんこも嬉しいのであろう。老犬であるにもかかわらず、
「ハアハア」笑いながら走っておる。無理すんなよ。

畑までは1キロとちょっとの道のりである。
到着後、後ろ足の腿の辺りが、がくがくした。

わんこは・・・、寝てるわ。

お互いに年をとったなあ。しばし、2匹で郷愁にひたった。

そうそう。イラストにタヌキを描いたのにそのことに
触れるのを忘れていた。

その道は、タヌキがよく歩いていて、「あっ、やば」という感じで
道の横の洞穴周辺に逃げ込んでいくのだ。

台風18号(現在)

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昨日、と~よは~ぶ村の近くを台風18号が通過していった。

今年は台風18号が来るまでは、平和そのもの、縁側で梅昆布茶でも
すすっている、のどかな風景が目に浮かぶような、そんなと~よは~ぶ村
であったが、台風来襲ということでにゃんこ農場にも緊張が走った。

しかしながら、りんご農家というものは台風が来るからといって
特に何かを準備できるかというと、特段効果的なことは何もできないのである。

せいぜい、少し早めでも収穫できそうなりんごは収穫しておく。

それくらいである。まだ、未熟なりんごを収穫したところで、
それを販売できるわけではないし、結局、樹に着けておくしかない。

新規就農したてのころは、「どーしよ。どーしよ。」と
動物園のクマのように、右往左往していた。
樹を支えられないかとか、冗談ではなく、本気で考えたり
していた。

今回は、ひたすら、パソコンの前に座り、気象レーダーを
にらめつけながら、台風の進路を気にするしかなかった。

台風の通過中は、すぐに出動できるよう、寝間着には
着替えず、仮眠していた。強風が外でゴーゴー吹いていたし、
雨が屋根を叩いている。

うつらうつらしているといつの間にか朝になっていた。

朝6時頃、外に出てみると、意外にも雨はそれほどではない。
風も、それほどではなかった。

レーダーを見てみると、台風はだいぶ東寄りに進路を変えていて
なんか、だいぶ近くにいるらしい。ということは分かった。

うーーん。これって、台風の目のなかにいるのか?

台風もだいぶ、渦が崩れていたので、中心はどこなのか判然とは
しないのであろうが、それくらい、静かであった。

7時過ぎから、また、風が強くなってきたが、突風というほどではない。

8時を過ぎると、青空まで見えてきたので、畑に行くことにした。

こんだけ、近くを台風が通過したのだから、惨状か?
だけど、意外に風はたいしたことはないから、もしかして、それほどでも
ないかな?。

道に倒木があったりとかいうこともなく、あっさり
畑に着くと、やはりりんごは落ちているが、予想したよりは少ない。

しかし、結構、大きい玉を中心に落ちている。重いから
風にあおられると落ちやすいのだろうか。
こんな立派なりんごが・・・もったいない・・・。

そして、今回、気がついたのは、尻を上にして転がっている
りんごが多いということだ。

りんごの重心は上にあるのだなあ。などと思いながら、
落ちたりんごを拾っては、「もったいない。もったいない」を
繰り返した。

秋晴れとりんご(現在)

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ここのところ、雨の日が続いていたが、昨日は久しぶりに
秋晴れであった。

天気の悪い日は家に閉じこもって、デスクワークに
いそしんでいたが、昨日ばかりは
「それきた」とばかりに畑に飛び出していった。

この時期のりんごの仕事は徐々に赤くなってきた
りんごをクルッとまわして、まだ青い面を表に
出してあげる「玉回し」ということを行っている。

この時期、最高気温と最低気温の温度差は15度程度もあり、
朝方の低温にさらされたりんご達は急速に赤くなってくる。

また、日差しにあたることも重要で、陽の当たる面と
当たらない面では見事なほどに着色の度合いが分かれる。

それと、この時期になってくると、このまま、収穫期まで
りんごの樹につけておいても、完熟しない(青味果というが)
実が分かるようになってくる。

そういった実は、今のうちに落としてしまい、
美味しくなることが期待されるほかの実に
その分栄養分をまわしてもらう。

りんごの実は垂れた枝にならすのが、美味しい実になるので
基本的にあまり高いところには着いていないのだが、
それでも手の届かないところは、三脚を使って
まわしていく。

このとき、落っことしたりんごの上に三脚が乗っかったり
すると、ボールペンみたいな感じで、三脚の脚が
「つーーーー」と滑って、非常に危険である。

にゃんこ父は一回盛大にひっくり返ったことがある。

下草は、4月に種を撒いた赤クローバーが花を咲かせ、
薄い緑の葉っぱを立ち上げている。

赤クローバーは根が深いということなので、畑全面を
クローバーの根っこによって耕してもらおうと期待している。

「赤」といえば、とんぼもいつの間にか赤とんぼに変わり、
気持ち良さそうに秋晴れの空を舞っている。

さぞかし、気分良く仕事をしているだろうと思われるかもしれないが、
そうでもなくて、収穫を無事終えるまでは、
心のどこかに不安がうずまいているのです。

デスクワーク(現在)

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ここ数日パソコンの前に座る時間が多くなっている。

天気がいまいちということもあるが、今年のりんご販売に備えて、
WEBサイトの整備を急ピッチで行っているのだ。

昨年は、と~よは~ぶ村に新規就農して初めて雹というものに
降られ、りんごはほぼ全滅、出荷も例年の一割にも満たない
惨憺たる結果となってしまった。

そういったこともあって、昨年はほとんどネットを使っての
りんご販売というものはできなかった。

従って、二年ぶりにサイトに大きく手を加えていることになる。

農業といっても、現在では、インターネット抜きでは
なかなかその発展は見えてこない。

それは、人間の世界も、ネコの世界も一緒なのだ。

パソコンを前足で叩いているにゃんこ父のイラストを掲載する
するためにパソコンを前足で叩いているにゃんこ父が今ここに存在する。

イラストでは、なんか山小屋風の小洒落たスペースで
優雅にデスクワークしているように見えるかも
しれないが(あっ、見えないすか?ど、どーも
すいやせん)、本当は、階段の下の斜め勾配を
常に頭上左上に感じながら、そう、ハリー・ポッター
部屋のように、一畳くらいの空間が
にゃんこ父のデスクワークスペースなのです。

イラストはバーチャルな部分もあるし、あながち嘘とも
いえない部分もある。

とにかく、農作業を全くしないで2日間ほど
缶詰状態で、パソコン仕事をしている。それも、
農業の大事な仕事の一部分だと思っております。

秋刀魚を焼いた(現在)

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と~よは~ぶ村では一足お先に秋が来た感がある。

秋といえば秋刀魚でしょう。しかも、炭火で焼いたの。

魚屋で生魚を失敬するだけではなく、焼き魚にチャレンジする
実践的猫の場であるにゃんこ農場では、秋刀魚はもちろん
炭火で調理する(焼くだけだが)。

実は、父にゃんこはと~よは~ぶ村くらいの田舎に住んだら
絶対秋刀魚は庭先で炭火で焼いて食べたいものだと
平成元年くらいからひそかに決意していた。

このたび、見事、20年の歳月を経て夢が実現した。

にゃんこ農場の隣近所は、50メートル以上離れているので、秋刀魚を焼いて
猛烈に煙が立とうが全然大丈夫なのだ。

炭は気長に薪を燃やして、燠になるまで待つ。

忙しい時期でも、火を眺めていると落ち着ける。

田舎暮らしと焼き秋刀魚、実は密接なつながりがある(んじゃない?)。


とにかく、うまくて2尾も平らげてしまった。チビにゃんこ達が大きくなったら
家族で10尾くらい用意しないといけないかも。

ブドウの収穫(現在)

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ブドウの収穫真っ最中である。

ブドウは朝収穫してその日のうちに発送する。
すると日本全国たいていの場所には翌日に届けてくれるのだから
宅配便の方は大変である。が、ありがたい。

ブドウは本当に採りたてが最高においしい。
できれば、房をハサミでチョキッと切って、すぐに
ほおばるブドウ狩りのような食べ方が一番いい。

発送するときは、ブドウの軸も出来るだけ長めに残す。
残した茎が長ければ切り花も鮮度を長く保てる。それと
全く同じ原理である。

ブドウの収穫が始まると毎朝太陽が昇って暑くなってしまう前に
収穫を終えてしまう。
その日の出荷予定数を見越して、採っていく。
大体平均すると毎朝150房前後採っていく。

ポテと呼ばれる、肩からたすきにかけるビクを両肩にかけ
片方には収穫したブドウを、もう片方には外した獣除けのネットを
入れていく。

ポテに満杯になると、畑の真ん中に止めてあるカートまで運んでいく。
そこには、コンテナが載せてあり、ブドウとネットをコンテナに移す。

ちなみにこのカートはゴルフ場で使うカートを改造したもので、
先達のブドウ農家さんが新しい運搬車を購入するため譲ってくれた。

前進しか出来ないんだけど、100キロ以上載せても大丈夫なので
非常に重宝している。前進あるのみですよ。

妻にゃんこと2人で、とりとめも無い話をしながら収穫をしている
時間が、静かに過ぎていく(実際にはセミが周り中で騒がしいが)。